IRONMANニュージーランド レースレポート 〜ラン編〜

こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!

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IRONMANニュージーランドのバイクコースIRONMANニュージーランド レースレポート 〜バイク編〜

いよいよ最終種目・ラン!
朝7時にスタートしたレースも13時過ぎになり、朝は息が白くなる寒さでもこの時にはかなりの暑さ。

IRONAMANはランを折り返してからが勝負です!

ラン編

ランコース概要

IRONMANニュージーランドのランコース

実測42.2km、累積標高約300m

細かくアップダウンがあり、南側では直角カーブ、道幅1mくらいの細い道、芝生、石田畳のような路面まであり、マップで見る以上に走りにくさがあります。
市街地ということもあり応援がなくなる場所がほとんどないので、なかなか歩けないレースでもあります。笑

気温に関して、2019年は暖かい年らしいのですが、Garminによるとラン中の最高気温は29度
(湿度は低いのですが、紫外線は日本よりかなり強く感じました。オゾン層…)
朝は息が白くなるくらい寒かったのでかなりの気温変化です。
ちなみに私は17時前に帰ってきたので暑かったレースという感想ですが、夜は朝同様に冷えるため、12時間以上かかる場合はランでも寒さ対策を考えておいた方が良いでしょう。(ビニールのレインコートみたいなものをスペシャルニーズに入れておくなど)

補給について

KONAに続き、この大会もエイドに電解質はありません。
ニュージーランド程度の気温なら電解質は不要という人もいますが…個人的にはいつもあるものがないと不安なので持ち込み。

持ってスタート :パワージェル フルーツ 3個、Top Speed 2個、2RUN 2個

スペシャルニーズ:パワージェル フルーツ 2個、Top Speed 2個、2RUN 2個

普段はジェルをそれほど取らないのですが、今回は空腹感がたびたび出たので約7km(31分程度)ごとに1つずつ摂取していました。
2RUN(ミネラルタブレット)も同様に定期的に摂取。
Top Speedはスタート直後に1つ取った後、残りは後半に集中して取っています。

ランスタート!

今回、バイクラップがまさかの出遅れにより、すでにスタートから6時間25分が経過。
目標だった9時間20分ゴールは厳しいものの、ランでサブスリーを狙って走らなければ目標のKONAスロットは厳しいだろう…

今回から導入したズームフライフライニットはクッション性・反発性・フィット感、どれもバランスよく優れている。

まずはランスタートで蜂蜜系のサプリ、Top speed摂取。
前回までは「ここでジョミ」だったけど、今回からは変更してみた。

1周目

最初はかなり平坦に近い市街地。
淡々と4分10秒程度で進んでいく。
忘れかけていたけど、お腹にビニールを入れたままだったので、2kmのエイドで捨てる。笑

バイクは予定よりだいぶ遅れてしまったけど、バイクが遅かったということはそれだけエネルギーも余っているし疲労も少ないはず
実際にはそうでなくても、とにかくそう言い聞かせる
ロングのトライアスロンはメンタル勝負な部分が大きいから、とにかく発想をポジティブにポジティブにと変換し続ける。

市街地を抜けてアップダウン区間へ。
前日にコースの半分くらいはジョグしたけど、「結構アップダウンがある」とは聞いてた割にはそれほどでもないかなーという印象。
日頃から200mの坂でレペティションを繰り返していたし、苦になるほどではない。

以前は「こんなペースでは最後までもたない、目標ペースに落とそう」としていたけど、最近は力まず気持ちよく走れる限りではあまりペースは気にしない。

気にするのは水分やエネルギーが足りているか、ランのフォームは乱れていないか、力を加えずに反発を上手く使って進めているか
地面を蹴っていなければ多少速くても後々への影響は少ないだろう…多分。

相変わらずランはそこそこ抜けるので気持ちがいいw

とか思っていたら4km地点でおそらく同じエイジの先頭と思われるランナーとすれ違いで発見。
1周14kmだから、6km差?25分くらいか?ヤバイ…
気になるのはエイジ2位の位置であるが、見つからない…

奥さんの応援できていた岩渕さんにも声をかけてもらい、気合いを入れ直して進む。
(奥さんの知乃さんは産後7ヶ月で10時間3分。やべー…)

5kmを過ぎたあたりで70.3とはコースが分岐
彼らはショートカットしてスタート地点に戻っていく。
看板があるけど間違えないようにしましょう。笑
(私は間違えかけましたw1周目は周りにフルが少なくて70.3ばかりだからね…)

その奥はちょっと応援が減る郊外のエリア。
ここは寂しいけど粘るしかない!
このあたりは結構くねくね曲がったり、斜度10%以上はあるような短くて急な坂を下ったりと、地味に足にダメージを蓄積される。

とはいえまだまだ1周目!
気持ちよく走りきって2周目へ!

ちなみに14.2kmの通過は1時間0分0秒!
想定通りのサブスリーペース!

2周目へ

2周目に入ったあたりで左のハムストに疲労感
でもペースを落としている場合じゃない、ハムストではなく臀部を使うように意識して走り続ける。

そういえばバイクであれだけ苦労した左臀部の疲労感、全然ないな…笑

エイドでは水をかけつつ、コーラ飲みつつ進む。
だいぶ暑くなってきたけど、25度超えくらい?これならまだまだ「快適な暑さ」。
1箇所につきコップ2杯ずつくらいのみ、後はひたすらかける。
(35度とかになると3〜4杯飲んだりするけどね)

そんなこんなでハーフを通過。
ほぼ1時間30分。順調順調。

この辺りでスペシャルニーズを受け取れるため、無線の少年に「560!」と伝え、100m後のスペシャルニーズ受け取りでも

「560ー!!」

と叫びながら近く。

…が、誰も持ってきてくれない…(;´Д`A

止まろうか迷ったけど、テントに何百とある中から自分で取るのもタイムロスなので泣く泣くスルーヽ(;▽;)ノ

ハーフ地点用のジェルがなかったのでエイドでIRONMANジェルを取ってみたら…
な、なんだこれ…水飴そのままのような粘り気にアメリカンなお菓子独特の甘さ…((((;゚Д゚)))))))
200m以上進んでも口の中がネバネバし続ける…

やはり事前に試すことは大事、お気に入りを持ち込むことは大事(;´Д`A 笑

やっぱり受け取ればよかったー!!!って後悔していたら、テントの裏側を通過するときに少年が560の袋を持って待機してくれてたよ…

マジで神ヽ(;▽;)ノ 笑

なんとか補給線は繋がったけど、この辺りから流石に足にダメージ。
4分20秒台のラップが増えてくる…

残り1/3の純情な感情

なんなんだろうね…コレ…

残り1/3を手前にして腹痛(;;´•.̫ • `;;)笑

今回は25kmちょい。
このコースはエイドごとに3つくらいトイレがあるから助かる…

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(この画像便利だな…)

体も軽くなり、再び市街地を目指し始める…

28kmの通過は2時間2分51秒
サブスリーは厳しくなったが3時間1桁は十分狙える!

3周目

IRONMANニュージーランド ランの終盤

もう両足のハムストが結構辛い。笑

マラソンでは「30kmの壁」って言ったり、35kmから先が堪えれなくて失速する人は多いけど、

IRONMANのランでは「マラソンの35km地点」が「21km地点」で現れ、そこからハーフマラソンを粘り続けるイメージ
(主観です。人によっては1周目から辛いです←)

さっきまで淡々と進んでいた市街地だけど、

「あれ…この坂ってこんなに急だったっけ…?汗

なんてのはよくあること。笑
なんとか4分50秒前後で耐える。

淡々と進みつつ、33kmあたりで2度目のrest time。
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今回はなんだかいつもより腹痛がひどい…

34km付近・・・ラスト8kmでの並走が開始

34kmのエイドを過ぎたあたり、なんか抜いた人が1人ついてくる…
ペースダウンしたとはいえ、周回遅れにした人がついてこれるペースではないと思うけどな…

35kmのバンド、後ろの人も3つ目を受け取るレーンに来た…てことは同じ周回。

ちらっとゼッケンを見る。
250番。

私はAWAがないので560番。
確かAWAのシルバーあたりが同じエイジでも200中盤だった気がする…
(ちなみにAWAとは年間3レースまでのポイントで与えられる。上位10%がブロンズ、5%がシルバー、1%がゴールド? それほど速くなくても3レースでればだいたいシルバー以上は取れてしまうのだけど)

左ふくらはぎのエイジグループを表すアルファベットを確認しようとするが…この人貼ってない…

そんなこんなでチラチラ見ていたら、相手が急にペースアップ!

ラスト6km…追い込みの並走

同じエイジかはよく分からないけど、相手は明らかにこちらを意識している。笑
自分はゼッケン番号でもふくらはぎのシールでもM30って分かりやすいからね。

ここで見逃してKONA逃すのは嫌だと、合わせてペースアップ!
ここに来て4分30秒か…しんどい…笑

35kmあたりでは最後のTop speedを摂取。
水分は飲んでもどうせ吸収まで30分くらいはかかるだろうし、タイムロスを考慮してほぼかけるだけ!

なんかもう足全体つりそうだし、お腹も痛いけど、体を動かそうと思えばなんとか4分30秒なら出るものだね…次回からこんなに頑張らないといけないのか!?笑

限界を超える時はいつもライバルの存在があった

ひたすらしんどい並走だけど、「自分の体ってまだこんなに動いたのか」ていう発見の楽しさもあった。

そうこう言いながら徐々にペースアップしてる。笑

やっぱりロングは最後まできっちり走れると楽しい。
失速したらめちゃくちゃしんどい。

いつもならラスト5kmは「フィニッシュ、どんなポーズしよう…?」とか考えてるんだけど、今回は「どこでスパートを仕掛けて千切にかかるか」の考えばかり。笑

ラスト2km、緩い上り坂の市街地でロングスパート…?
でも相手の余力が分からないしなぁ…

ラスト500m、最後のエイドで相手が何かとったらその隙に仕掛けようか…
あ、何も取らなかった…そりゃそうか…

つりそうだけど、まだちょっとバネはあるし、ダッシュしてもギリギリ耐えれそうな感覚…
ゴール直前のラストストレートで仕掛けよう…!

.

.

.

ということでゴールラインに向かう最後の折り返しを曲がった直後、一気に仕掛けた!

…相手は意外と限界だったらしく、競り合う気配もなし。
ということでラスト50mくらいは後ろを気にしつつ、ちょっとだけ余韻に浸る。

必死過ぎてサングラス取るのも忘れていたよw
ランラップとしてはIRONMANベストの3時間10分!

そしてゴール後、低血糖なのか脱水気味なのか、頭がぼーっとしていて受け答えが怪しかったので医務室行き。笑
いや、日本語だったら普通に会話できたけど、この状態で英語は私には厳しい…

ゴールしてから結果を見るとエイジ4位。

3位と30秒差かー!表彰台悔しい!

ひょっとしたら残り8kmの時点で2人でペースアップしてたら三つ巴のゴールになったかもしれない。
でも8kmだと気持ちが切れて置いて行かれたかもしれない。
そもそも3位はすごい余裕があって、追いついた瞬間に千切られたかもしれない。

なのでこの位置が今の実力ですね!
ランでは過去にないくらいだし切れましたσ(^_^;)笑

それにしても今回はみんな3時間20分前後でのラン。
このペースで走られると、やはりバイク終了時点で勝負が決まってしまう。

…IRONMANで2時間50分の走力があれば話は別だけどね!
そんなプロでも通用する走力つけるくらいならバイク5時間切る方がよっぽど楽でしょう…笑

ちなみに、バイク編で「昨年速くて今年も出ている人」のタイムを3人分載せていたけど、彼らは今年は自分より前にいない。

やはりロングでコンスタントに成績を出し続けるのって難しいんですね…

今回のペース

最初はサブスリーペースで入り、後半はひたすら粘る。
28kmの5分4秒と、35kmの5分44秒はそれぞれトイレに入っているので、ペースとしては後半も4分40秒台とか。
ここを4分30秒で耐えれたら3時間5分くらいまではあげれそうですね!

ゴール後はゴーヤーの皆さんと完走を祝い合ったり記念写真取ったり。

オークランドからタウポまで一緒にヒッチハイクまがいなことをしたLeandroとトラスーツで写真を撮るべく3時間くらい着替えずにフィニッシャーズエリアで待機していたけど、結局見つけれなかった…残念…

ちなみにフィニッシャーズアイテムは、

  • メダル
  • バスタオル
  • Tシャツ

IRONMANとしてはいたってオーソドックスな内容でした。笑

(左のリュックは参加賞)

デザインが黒基調なのはオールブラックスを意識している部分もあるのかな?

オールブラックスとは?

ラグビーワールドカップ3回(史上最多)、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(前身のトライネイションズでの10回含む)16回(史上最多)、コモンウェルスゲームズ7人制ラグビー5回(史上最多)、ラグビーワールドカップセブンズ3回(史上最多)、ワールドラグビーセブンズシリーズ12回(史上最多)、ワールドラグビーU20選手権6回(史上最多)の優勝歴を有しており、2018年現在、テストマッチで全ての対戦相手に勝ち越している唯一のチームである。

ワールドラグビーランキングでは2009年11月から世界ランク1位にある。

〜出典:Wikipedia〜

早い話がニュージーランドのラグビーチームの愛称で、世界最強のチーム。

今回使用したアイテム

持ち歩けるミネラルタブレットとして2RUN

TOP SPEED ULTRA MINERAL TABLET(3g×20粒) TP2
パワーバー(PowerBar)

超強力日焼け止め!南半球の紫外線もマイルドに!

ランのスタートに終盤の勝負どころで飲んでます!

酸味と甘みのバランスが良くて美味しい!

【PowerGel】パワージェル フルーツ レッドフルーツパンチ 5個セット
PowerBar

カフェインも取れるのはこちら。味は酸味が控えめで甘い。

【PowerGel】パワージェル フルーツ マンゴーパッションフルーツ 5個セット
PowerBar

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