IRONMANニュージーランド レースレポート 〜バイク編〜

IRONMANニュージーランドのバイクコース

こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!

スイム編はこちら

IRONMANニュージーランド レースレポート ~スイム編~

いよいよ最も長いバイク!!

コースマップを見た限りでは、峠を4回超えるものの、フラットな部分が多くてカーブも全然ない。
スピードコースのように見えるが…?

バイク編

バイクコース概要

IRONMANニュージーランドのバイクコース

距離は実測181.3km。
累積標高はサイコンの実測約1,000m。
累積はKONAや台湾、宮古島や佐渡とそれほど変わらないけど、見ての通り長い登りが多いので勢いで登れず、登りの速さもそれなりに展開に影響します。
国内のロングだと佐渡に近いけど、つづら折りではなく直線なのが海外らしい。笑

他の大会と大きく違うのは気温
スイムスタート前は息が白くなるくらい寒かったのに、Garminの記録によるとバイク中に24℃まで上がったようです。
寒さ対策と暑さ対策、両方が必要となります。

バイクの補給

バイクの補給

今回の補給は以下の通り。

フロントボトル:パワージェルフルーツを3つ、ミネラルタブレット6粒、BCAAとクエン酸を3gずつ
ダウンチューブ:パワージェルフルーツを3つ、ミネラルタブレット6粒、BCAAとクエン酸を3gずつ
サドルボトル :パワージェルフルーツを1つ、ミネラルタブレット2粒
トップチューブバッグ:ミニフラスクにパワージェルフルーツを3つとTop speedを2つ、パワージェルフルーツを予備で2袋
スペシャルニーズ:アクシデント発生時の予備としてジェルを2つ、ミネラルタブレットを2つ、Top speedを1つ

摂取方法

  • 1周目でフロントボトルを飲みつつ、2回に分けてサドルのボトルからフロントに補充
  • 2周目でダウンチューブのボトルを飲みつつ、エイドで受け取ったスポドリをフロントに足して行く
  • 空腹感を感じたらトップチューブのバッグに入っているミニボトルのジェルを摂取
  • スペシャルニーズはあくまで予備(今回は受け取らず)

かなり涼しい(というか寒い)状態が始まるので、KONAや台湾のようにガンガンかけて飲んでをしなくても脱水にはなりにくい。(と思ってた。←)

下準備

バイク編といいつつ、話は朝のトランジション準備に遡る…

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前日のバイクチェックインでもボランティアのマダム2人が付き添ってくれてT1を周って説明を受けた。
(KONAでも選手1人にボランティア1人なのに、なんという待遇の良さw)

その中で気になる一言。

マダム「ちゃんとアームカバーは準備した?タウポの朝はとても寒いわよ」

ま、マジか…暑さには強いが寒さには弱い私。

確かにクッソ寒かったです☃️笑

しかもコースを見ての通り、10kmを過ぎたところからかなり長い下り坂。

IRONMANニュージーランドのバイクコース標高

スイムで濡れたトラスーツでこんなの降ったらめちゃくちゃ冷えるに決まってる…
ということで今回の寒さ対策。

  1. アームカバーをIRONMANストアで購入
  2. ワセリンを大量に腹に塗る
  3. IRONMANストアのビニール袋を半分に割いて腹巻のように配置、防風効果

1は直接の風を避けると同時に、ニュージーランドの強烈な日差しを防ぐ効果もあり。
(練習で試していない)

2は撥水効果。ランまでにはきっと落ちて暑いということはないだろうという楽観視。
(練習で試していない)

3は防風効果。スイム前に巻いたけど、巻いた時点で明らかに暖かい。
半分に割いたのは、袋のままだと泳いでいる間に袋の中に水が入りそうだったため。
胸元から簡単に引っ張り出せるため、万が一暑くなったらエイドで捨てればいい。
(練習で試していない)

バイクスタート

やっとバイクスタート。笑

今回もスタート地点での足の重さがない。
やはりスイムのキックを強化したおかげか?

多少アップダウンのある市街地を抜け、左折して1つ目の峠へ。
(カラーコーンで仕切られているけど、ここを間違えてスルーした選手も過去にいるらしいのでご注意…)

上りは300w弱で踏んでいく。
周りもだいたい同じ速度、たまに抜かれたりたまに抜いたり程度。

しかし一度下りに入ると相手は速い速い…笑
同じような体格(体重)でも速いのはエアロポジションの差なのか?

一番気になるのは…

アームカバーの着圧で肘の周りが痺れる…笑
痺れと寒さで1周目はボトルが全然握れなかったほど…(^_^;)
やはり練習で試してから実戦投入しましょう!

ワセリン+ビニール袋作戦が功を奏してか、心配した腹の寒さは問題なし!

平坦区域の始まり

峠さえ超えてしまえばあとはほぼフラットで曲がり角もない高速コース。
40km/hオーバーで巡行していく。

それでもほぼ抜けないどころか抜かれる人数が多いのはさすがニュージーランド。

IRONMANは左ふくらはぎにエイジグループのシールを貼ることになっている。

  • A:男子プロ
  • B:女子プロ
  • C:M18~24
  • D:F18~24
  • E:M25~29
  • F:F25~29
  • G,H,I,Jと続く…

私はM30なのでG。

周りを見ていると、IとかKばかり。つまりM35やM40。
なぜかGは全然見ない…同じグループが遅いなら助かるけど、ずっと前に集団がいるパターンは最悪。笑

ひとまず寒さで喉も乾かないし、エアロヘルメットでも頭が蒸れないので、エイドはスルーして減速しないようにしていく。

30km過ぎでは早くも男子プロと男子プロとすれ違う。
女子プロともすれ違い…40km前後ではトップエイジグループ。

同じエイジグループがいるか確認したいところだけど、相対速度80km/h近いとさすがにゼッケンは見えないw
しかしこの時点で差が10kmということは時間では15分強
スイムでトップエイジとは10分弱の差がつくとしても、バイクでさらに広がっている…
ということで折り返しに向け若干ペースを上げる。

ちなみに40km地点の通過は63分。
下手なショートレースより速いな…峠も越えてるのに…

往路のタイムは約71分。あれ?このまま走り切ったら4時間45分?速くね?
(↑ここまでが追い風であることに気づいていない)

ここまでのデータ

NP:234w

Ave:222w

平均速度:37.3km/h

平均心拍:134

1周目の後半へ

折り返してから気づいた…

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めっちゃ向かい風やん((((;゚Д゚)))))))

だから先行してる人たち、5〜6人くらいのパックで走ってる人が多かったのか…

一方私はすれ違いでの差に焦って折り返し前にペースアップし一通り抜き去ったばかり。笑
こういうところにコースをよく知っているかどうかの差が出てしまう…

やはりロングはトラブルなしでは進めない

折り返してからは結構な向かい風の中を延々と進む。
260wくらいで踏んでも25km/hしかでない区間もある。

前は…200mくらい先。
詰めるにもちょっと遠いなぁ…

そう思っていたら左の臀部(尻)に妙に疲労感。
普段なら2周目の後半くらいの疲労感。まだ1周目なのにやばいなぁ…

原因は何かと考えながら前との差を詰める。

  1. 前半のオーバーペース
  2. 2月中旬に練習し過ぎて疲労が抜けきれていなかった
  3. ここまでほとんど補給していないから水分や電解質の不足
  4. アップダウンのない区間が続くのでDHポジションを解除できず、局所疲労が溜まった

1は3時間練習より出力が低いのでこの時点で疲労は考えにくい。

2は一番可能性が高いけど…レース中に解決できないことを考えてもしょうがないので考えない。笑

と、なると3か…電解質濃度の高いフロントボトルを飲みつつ、エイドでもスポドリを取るようにして水分補給を増やす
そして「原因は補給不足…原因は補給不足…飲めばよくなる…」と自己暗示をかける。笑

4については少しでも登りがあったらダンシングを挟んでいく。

復路では前半で3人ほどパス。後半に入って追いついてきた数人組と間隔をキープしながら走る。

…結局追いつかれるなら復路の最初で後ろが来るのを待った方がエネルギーを節約できたんじゃないか?笑
そういう「前を追うか後ろを待つか」などの判断は、レース経験が浅く単独で走ることが多い自分は結構苦手。

70kmの通過は1時間57分。アベレージ36km/h程度なのでギリギリ許容圏内…

と思ったら忘れていたよ、ここから2つ目の峠。
Heart break Hill(心臓破りの坂)』とも呼ばれているらしいけど、別に斜度自体は5〜6%程度?大したことはない。
でもズルズルと長く登る感じ。笑

峠を越えて街に帰ってきたところで90km、2時間34分。
このままイーブンペースでも5時間8分と予定より遅く、しかも今回は臀部に疲労が既に出ている…
やばいなぁ…

この区間のデータ

NP:233w

Ave:227w

平均速度:32.8km/h

平均心拍:153

以外にもNPは往路とほぼ変わらず…アベレージはむしろ上がってる。
平均が4.5km/h落ちたのは向かい風と単独走のせいでしょう…
気づいていなかったけど、結構心拍が上がっていた。

2周目へ

2周目の市街地を抜けたところで周回確認用のバンドを受け取り、その先にスペシャルニーズ受け取り。
今回はトラブルもなく補給は十分にあったので、スペシャルニーズはスルー。

この先に1周目と2周目で回り方が違う難しいポイントがある。

IRONMANニュージーランドのバイクコース

おそらく距離稼ぎであろう、2周目だけちょっと遠回り。笑
しかも2周目しか通らない小道は「Private road(私道)」なので試走することができず事前確認ができないという分かりにくさ…

まぁ看板は出ているので、次どっちに曲がるかをちゃんと頭に入れておけば、間違えることはほぼないだろう。

ニュージーランドの道はあまりよくない

ここらで路面状況についても触れておこう。

ニュージーランドの道路

このような、「砂利を固めた道」が多い。これよりも荒い路面も結構ある。

このおかげでかなり走りにくい…

  1. スピードが出しにくい
  2. ボトルの口が振動で緩まないように注意
  3. オークランドからタウポまで400km走ってきた友人は、新品のタイヤがボロボロになってた
  4. ここで練習している人は3年でカーボンフレームが壊れるらしい…

だから空気圧を下げた方が快適かと思ったが、低すぎてもリム打ちパンクのリスクがあるということでなかなか難しい…

私はコンチネンタルの高耐久タイヤ+シーラント材でパンク対策をしておいて無事に問題なくクリア。
(一応予備タイヤとパンク修理材、CO2ボンベは持って行ったけどね)
一緒に行動していたゴーヤーのメンバーの中には2回パンクした人もいた…

勝負所、2周目の往路

既に臀部に疲労が溜まっている私としては中々ハードなレースではあるのですが…

復路の途中で追いつかれたグループ、ここから離されたら復路が再び単独になり、バイクパート全体がグダグダになってしまうリスクが高いことは分かった。
バイクパートで崩れることは、そのままKONAも入賞も不可能になるということ。

昨年の上位陣で今年も参加しているのは3名。

  1. 9時間32分(ラン3時間20分程度)
  2. 9時間43分(ラン3時間40分程度)
  3. 9時間55分(ラン3時間40分程度)

もちろん昨年出ていなくて速い人も今年いるかもしれないし、昨年よりレベルアップしていることも考えられる。
でも上位陣でも3時間40分のランの可能性もあるということは、10〜20分の遅れなら十分ランでも挽回できるいうこと。

とにかく離されすぎないようにバイクパートを終えるしかない。

この区間のデータ

NP:212w

Ave:200w

平均速度:34.1km/h

平均心拍:140

1周目と比べてだいぶパワーも速度も落ち込んでしまってる…
鍛えが足りません…

再度折り返し、向かい風

バイクも佳境、最後の向かい風区間へ。

ここまで来たらあとは粘るだけ。

空腹感が出たらミニボトルに入れたジェルとトップスピードを摂取して気合いを入れ直す。
パワーバーのジェル フルーツは甘さと酸味のバランスが非常に良くておすすめ!

景色を見る余裕もなく、前との距離だけ確認しながら、前の人が緩んだら先頭にでる。
ひたすらこの繰り返しを90分。笑

来年以降にでる方に、2周目復路のアドバイスをするとしたら…

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ねばれᕦ(ò_óˇ)ᕤ!

耐えろᕦ(ò_óˇ)ᕤ!

この区間のデータ

NP:212w

Ave:203w

平均速度:32.0km/h

平均心拍:140

1周目の復路と比べてだいぶパワーは落ちているけど、速度の落ちは小さい。
やはり強風区間は12m開けてもドラフティング効果が大きい。(特に外国人さんガタイがいいし)

バイク終了、T2へ

最後の下りの最中に持っていた補給を全て摂取し、T2へ。

フルのIRONMANはボランティアがバイクを持って行ってくれるので自分はまっすぐギアバッグを受け取って着替えテントへ。
同日開催の70.3は自分でラックに持っていかなければならない。
たまにボランティアがフルIRONMANと間違えて受け取りに来るけど、バイクを間違えて渡してしまった人は「バイクを取りに戻れ」って言われたらしい…もしボランティアが間違えて受け取りに来ても自己責任で管理するしかないです(^_^;)

T2ではボランティアが2人もついてくれた。
ギアバッグから全部荷物出してくれて、上手くつけれなくて戸惑ってたゼッケンベルトをつけてくれたり。笑

いつも通り、強力日焼け止めを塗り、マルチビタミンミネラルのサプリとβヒドロキシ酪酸(ケトン体)のサプリメントを摂取し、250ml程度のクエン酸・BCAAいりスポドリで流し込んだらランへGo!!

バイク全体のデータ

タイム:5時間20分14秒

NP  :228w

Ave  :212w

平均速度:34km/h

平均心拍:142

ケイデンス:79

後から見てみて意外だったのは、5時間を切ったKONAよりもNPが結構高い
タイムが遅くて自信をなくしていたけど、パワーはきちんと出せるように成長はしている。

タイムが落ちた要因はいくつか。

  1. ほぼ無風だったKONAに対して結構な風が吹いていた
  2. 累積標高は同じくらいだけど、KONAは勢いで登れるアップダウンの繰り返し、NZは大きな峠が複数なのでタイムは落ちる
  3. 1周目の向かい風区間を半分以上単独で走っていた
  4. ローラー台で練習しているのでエアロボジションが甘く、向かい風になると周りとの差が大きい
  5. 暑いKONAは補給に気を使っていたが、寒いNZは補給で油断していた

戦略的な部分も、練習の仕方も、まだまだ見直す部分は多いですね…

今回使用したアイテムとラン編へのリンク

ミネラルのバランスが良くおすすめ!

ワセリンはチューブ型が便利!バイクも股などに塗っておきましょう!

ミニボトルに入れておいて気合いの入れどころで飲んでます!

酸味と甘みのバランスが良くて美味しい!

カフェインも取れるのはこちら。味は酸味が控えめで甘め。

パンク防止にシーラント材。荒れた路面は安全第一。

βヒドロキシ酪酸(ケトン体)サプリでグリコーゲン温存!

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旅先では栄養が偏るのでマルチビタミン&ミネラルも

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ラン編はこちら!

IRONMANニュージーランド レースレポート 〜ラン編〜 IRONMAN ニュージーランドの記事まとめ

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