こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!
IRONMAN KONA世界選手権といえばトライアスロン界の頂点の一つ。
もちろんオリンピックもあるけど、テニスで言えばウィンブルドン、サッカーで言えばワールドカップ。
業界が最も盛り上がると言って過言ではない。
その大会に出るためには各地で開催されるIRONMANで年代別上位入賞(大会によっては優勝のみ)が必要・・・
私は2017年のIRONMAN台湾で年代別優勝できたため、2018年のKONAに出場してきました!
今回の目標
初っ端からネガティブなことを言えば・・・
昨年までは量重視でガンガン練習していたのに対し、今年に入って息子が生まれてから練習量が半減していたため、自分の能力が完全に未知数でした。
(妻には『日本人1位取ってこい!』って言われたけど)
KONAは出ることが目標の人も多い
場合によっては『11月のマレーシアで2019のスロット狙うため、コナは流す』という人も少なくはないです。
そういうのも大いにアリだと思う。
それくらい、参加できるだけでも価値があるレース、KONA。
次に繋がるレースを
でも私の場合、スロットも入賞もかかっていないレースだからこそ、たとえランで歩くことになってでも全力でぶつかろうと思う。
今までロングのレースは4本出たけど、どれも納得の行くパフォーマンスは発揮できていない(特にラン)。
なので『前半突っ込み気味で行って粘り切る』ことで精神的なブレイクスルーをすることが、私にとっての『次に繋がるレース』。
何より全力でぶつかることが楽しいしね♪
準備編
直前1週間の練習
最後のポイント練習はレース11日前の火曜日。
ローラー台1時間48分(TSS:122)→ブリックラン18km、ダウン2km
7日:スイム3800m、スイムまでのバイク自走20km、ジョグ13km(4,21/km)
8日:ジョグ10km(4,58/km)
9日(日本):完全休養
9日(ハワイ):完全休養
10日:試泳2000m
11日:バイク試走19km
12日:試泳2000m、ジョグ6km(4,39/km)
13日:レース
滞在記の方を読んだ方はご存知の通り、出国前日から準備が忙しくて動けず…笑
また、現地についてからも練習というよりハワイの海を泳いだり、広い道をバイクで走ったり、多くのアスリートが走る道をジョギングしたりしてみたかったのですが…
レース2日後に控えた結婚式の打ち合わせ、家族旅行なのでみんなで食事をしたりとしていたら、過去の大会の中でも直前の練習は最低量。
『動きの切れが悪くなるんじゃないか…?』という心配もあり、実際に試泳や試走したものの全て動きは悪く重たい感じでした。
ところが疲労が抜けきったのか、レースでは序盤から絶好調、バイクのスピードも上がる上がる…
今までがやりすぎだったのかもしれません(^^;
シーズン通しての練習
昨年までは量重視で月70~80時間ほどやっていました。
今年に入ってから息子が生まれ、4月からは月40~50時間で推移。
8月9月だけちょっと多めに60時間程度を確保しました。
一番頑張ったのは世界との差が大きかったバイク。
ひたすらローラー台でFTP100~110%域でのインターバル。
ローラー台なら隣に息子を置きながらできるからね…(^^;
一番不安なのはラン。
8月頭に腸脛靭帯とハムストを痛めてからほとんどまともに走れておらず、4分30秒/kmのジョグを15km程度やるくらいで。
20km以上は大会でしか走っていない・・・
ちょうど良かったのは9月に2週連続で出たミドルトライアスロン(伊良湖→九十九里)
どちらも自分よりバイクが格上の選手と走ることができたので、ほぼバイクで出し切り状態になりキツかったのですが、回復した後にバイク力の向上を確認できるほどでした。
スイム編
スイムコース概要
Garmin 実測3883m。真っすぐ行って帰ってくる1周回!
水質は非常にキレイで、結構魚が見えたり、下から映像撮ってるダイバーがよく見えますw
ほとんど波はありませんでした。
潮の流れは多分行きが楽、帰りが辛い。
『肋骨が折れる人がいる』
『殴り・肘打ちが飛んでくる』
と言われビビりまくっていましたが、私はほぼバトルもなしでした。
3時半、起床
普段は息子の夜泣きで2~3回起こされるのだけど、昨夜は妻が気を使ってくれて義父母の部屋で息子と寝てくれたので久々によく寝れた。
21時就寝、22時半に1度起床、その後は3時26分に自然起床。
(思い返せば過去2回のIRONMANは緊張からか夜中に4回くらい起きてた気がするw)
朝食
朝飯は昨夜スーパーで買ったものと持ち込んだものを。
- サンドイッチ
- ヨーグルト
- バナナ
- MCTオイルを14g入れたコーヒー
- マルチビタミン、βヒドロキシ酪酸のサプリ
あとはスタートまで時間があるので、小さめのチョコバナナパン8個入りの袋を持っていく。
会場へ。KONAは準備が多い
キングカメハメハの駐車場まで1.2km程を徒歩移動。コナはレースの朝もやることが多い…
- スペシャルニーズバッグ(バイク・ラン)預け
- ボランティアにナンバーシールを張ってもらう(4時45分~)
- 体重測定(多分ゴール後・リタイア後に脱水の検査かな?)
- 一度プレスイムバッグ(ゴールに運ばれる)預けを素通り
- パンをかじりながらバイクセッティング(バイクバッグ・ランバッグは触れないので注意!)
- 戻ってきてプレスイムバッグ預け(ゴーグル・キャップ・タイミングチップ預けるなよ!?w)
- トイレ。
1は特に問題なし。
2は『すごい行列になる』と聞いていたので早めに5時前には到着。
ボランティアの数がめちゃくちゃ多く、特に時間はかからなかった。
改善されたのかな?
3はポンド出でるのでわかりにくいw
148ポンド。あとで調べたら約67kg。
宮古島のときみたいに直前に食べすぎて71kgとかならなくてよかったw
4は動線上にあるから英語わからず預けそうになるけど、きちんとバイクの準備してから戻ってこれますw
5では…今回も発生しました、朝一の『パァァァンッ!!』だ、誰だ破裂したの…!?
取り合えす平静を装って空気入れを借りに行く。
私『Would you lend me a pump٩(๑òωó๑)۶!?』
外国人『Of course!!』
外国人『お前はどこから来たんだ??』(的な英語だと理解)
私『アイム フロム ジャパァン( ー`дー´)キリッ』
外国人『??』
外国人『違う、この会場の何処かって聞いてるんだ。』
私『(゜_゜)』
私『ココ・・・(2個隣のバイクを指差す)(´;ω;`)ウッ…』
朝から炸裂するコミュニケーション能力の低さ。
5まで済んだところで芝生で休むエースに遭遇。
健闘を称え合う(*´∀`)
パッと視線を上げると奥にはLucien。
(詳しくは滞在記参照w)
2500人もいる会場でよく再開できたな…(゜_゜)
まぁ私の英語力では『Good luck!!٩(๑òωó๑)۶』が限界。悲しい。
あ、そうそう、前日の選択ではゴーグルはミラーにするつもりだったけど、昨夜の雨の名残か割と雲があったのでノーマルレンズで行くことに。
軽くアップ
トイレに並ぶ頃には男子プロがスタート。全く緊張してなかったけど、大砲の音を聞いてちょっと緊張。
6時45分、軽くアップ。
アップはレース会場とは別の海水浴場みたいな砂浜。
めっちゃ魚いる…しかも熱帯魚みたいな。水族館かっ!?
そんなんで興奮してたら、IRONMAN台湾で一緒だった寺田さんに遭遇!
寺田さん『あと10分でスタートだけどこんなとこでのんびりしてていいの?』
えっ(゜_゜)←
スイム会場へ
距離にして100m程度だけど人混みで進むのに5分かかって入水。(時間管理に気をつけよう)
スイムスタートは散々迷ったけど、インコースの前から3,4列目と控えめな位置を選択。
ふと堤防を見ると、メイストームの大西さんがいる。スマホで写真撮ってるのかな!?
近づいていき、わざわざゴーグルを外して手を振りながら、
『大西さぁぁぁんヾ(*´∀`*)ノキャッキャ』
『ドォォォォォンッ!!!!』
えッ(゜_゜)??
一斉に泳ぎだす周りのアスリート。←
(時間管理に気をつけよう)
とりあえず落ち着いてゴーグルはめて、ガーミンをトライアスロンモードにして…笑
いざスタート!
まぁスイムは落ち着いて楽しもう。飛ばしすぎないように泳ぎ始める。
一番インだから内側にだけ気をつければバトルはない。
それにしても全体が左向きに流れてる気がする。
ボートに乗ったボランティアも左に行けって言ってるみたい。
もしかしてスタート位置のうち、インじゃなくてセンターが最短なのか?
だから両サイドが真ん中に集まっていってる??
そんなことを考えながら、ボートのお姉さんに手を振りつつ500mのバイブレーションが。
(後から全体のペース把握、泳いでる最中に現在位置を知るため、500mごとのオートラップはおすすめ)
いつもは見ないけど今日は見てみる。
最初のラップは8分8秒。
1分40秒/100mをちょっと切るくらいか…それでも抜き続けているのは、スタートの位置が過小評価で後ろ過ぎたのか。(もしくは手を降っていたせいか)
そのままバトル無く抜き続け、2番目は7分21秒、3番目は7分7秒…3番めとか400mの自己ベストペースに近い(@_@;)
・・・ってことは行きは潮の流れがプラスか…
それにしてもこれだけの大人数、しかもレベルが近い人から集団で泳いでるのバトルなし。
みんなが避けようと思えば一斉スタートで大人数でも関係ないのね…
折り返しあたりからはなかなか抜けなくなる。
自分が疲れたのか、ほどほどのペースまで追いついたのか。
この辺りからはもうペース確認はいいかなと、周りに合わせて、楽をしすぎず、無理はせずのペースで泳ぎ続ける。
水中から映像を撮っているダイバーを眺めたりしていたらあっという間に陸が近づいてきた。
8分8秒→7分21秒→7分7秒→7分54秒→9分19秒→8分56秒→8分53秒→6分46秒(383m)
トータル:1時間4分28秒(公式1時間4分54秒:1分41秒/100m)
エイジ131位、男性693位、総合828位
昨年の台湾が1時間3分弱だったから、ノンウェットであることを考えると上出来かな?
今年度に入ってからジムやめちゃって、8月まではまともに泳げなかったし。
まだまだスマイル d(´∀`*d)
レースはココから!!
MCTオイルを使う人は増えてきましたが、まだまだ分包タイプの知名度って意外と低いんですよね…遠征時は便利です。
バイク編はこちら
IRONMAN KONA世界選手権 レースレポート~バイク編~
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