こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!
世間のマラソン、駅伝はヴェイパーフライ一色に染まっている今日この頃…
TK
かく言う私も、レース用としてはヴェイパーフライNEXT%を使用しています。
しかし練習用となれば話は別。
もちろん、高い上に耐久性も低いから練習用には向かない、と言う問題もあります。
「それならズームフライ3を練習用にすれば良いのでは?」と考えたこともありました。
しかしヴェイパーフライやズームフライ3の「走りが多少雑でもそこそこ速く走れてしまう」のが厄介なもので、地面からきちんと反発を得られる接地などができていなくても従来のシューズと同等かそれ以上に走れてしまいます。
でも、レースでヴェイパーフライを使うにしても。きちんと反発を得られる走り方をすれば、より速く走れます。
そこで重要なのがシューズの履き分け。
履き分けの例
- レースはタイムを狙うヴェイパーフライNEXT%
- ロングジョグではダメージを残さず長く走りたいので、ズームフライ3やグライドライド
- LT走は接地と反発も意識して丁寧に、アディゼロジャパンブースト
- インターバルやレペティションに、アディゼロ takumi sen
シューズの履き分けは、疲労する箇所が微妙に変わるため、故障防止の観点からも役に立つと言われています。
もちろん、いきなり薄すぎる靴にチャレンジするのもダメージが大きいため、『厚底ほどではないけれどクッションがあり、地面からの反発も感じやすい』靴からチャレンジしてみましょう!
目次
アディゼロジャパンブースト5(Adizero japan boost 5)の外観
TK
ちょっと雰囲気が変わりましたね…外部には布による補強などがなく、プリントのような加工?で補強されている部分があります。
ジャパン 3などでも幅は広めな印象でしたが、5では3よりさらに前足部は少し太くなっています。
明らかにラスト(靴の型)は変わっていると、履いてすぐに感じました。
ジャパンブースト3はBoost素材ばかりでしたが、こちらは新しくLIGHT STRIKEと言う素材との組み合わせになります。
こちらはBoost素材の課題であった『安定感(特に横ブレ)』への対策として使用されています。
TK
ちなみにtakumi senは前足部のみBoostを使っていますが、こちらは逆にカカトはBoostとLIGHT STRIKE、前足部はLIGHT STRIKEのみとなっています。
ドロップ(カカトと前足部の落差)は1mm大きくなり、よりスピードに乗りやすくなっているとのこと。
また、これだけみても気づきにくいですが、3と5を並べてみるとつま先部分の反り上がりが3の方が少し大きいです。
そしてカカトの部分に左右で大きな傾斜がつけられているのもジャパンブーストシリーズの特徴ですね!
もう一点、3と大きく違うと感じたのは、カカト周りの素材の硬さ。
ナイキのヴェイパーフライやフライニットがかなり柔らかい素材になっているのに対し、こちらはカッチリ固定するような硬さになっています。
4まで変化がなかったアウトソールのパターンも変更されています。
こちらは相変わらず安定したグリップ力のコンチネンタルラバー。
ロードバイクのタイヤでも有名な素材ですね!
4までのアウトソールより横のラインが強調されたようにも見えますが、ヴェイパーフライのように小指側から親指側へと体重移動が促されるような感覚はありません。
あくまでオーソドックスなランニングシューズ。
アディゼロジャパンブースト5(Adizero japan boost 5)の重量
右が226.7g、左が224.7gで、平均225.7gでした。(27cm)
ちなみに手持ちのジャパンブースト3がキャタピランで1〜2g重くなっていて左右平均220.3gなので、わずかに重量増加ですね。
アッパーはアディダス最軽量のセラーメッシュとのことなので、LIGHT STRIKEがBoostより重いのかも知れません。
ただし、後ほどサイズ感のところでも記載しますが、5はラスト(靴の型)変更に伴って、少し大きくなった感じがします。
3と比較して0.5cm下げた方が良さそうなので、それを踏まえるとそれほど差がないかもしれません。
アディゼロジャパンブースト5(Adizero japan boost 5)の走行感
3との比較でいえば、「少し硬くなったかな?」と言う感じがします。
おそらくこの硬さが、「ブレを少なくした」と言うBoostとLIGHT STRIKEの差でしょう。
ナイキの厚底に慣れていると、かなりのダイレクト感
ズームフライ3やペガサスターボに慣れてしまった人がアディゼロジャパンブースト5を履くと、かなりダイレクトに地面を感じ取ることができます。
ペガサスターボ2は良くも悪くもソール自体がかなり柔らかいため、自分の接地がミッドフットなのか、わずかにカカトが早いのかなどは判断しにくい場合があります。
それに対して、こちらはカカトから着くと「パタッ」と言う足音がしますし、現在の接地の仕方が非常に分かりやすいです。
カカト部分にBoost素材が入っているので、ヒールストライクの人はクッションが感じやすくなると思いますが、個人的にはミッドフットで、きちんと地面からの反発を感じた時に走りやすい靴だと感じました。
また、練習後の感覚の違いとして、ヴェイパーフライ・ズームフライ3・ペガサスターボは脹脛(ふくらはぎ)のダメージが少なく、大腿部や臀部への疲労が大きい印象があります。
一方で、薄めのソールの靴を使用した時は、脹脛やアキレス腱のあたりに疲労が溜まっている感覚があります。
よって、どちらかを使い続けるよりも履き分けることによって全体的に鍛える・疲労を分散して故障を防ぐという効果も期待できそうですね!
ジョグよりもテンポ走〜LT走向け?
上記のミッドフットできちんと反発を得る感覚を含め、ゆっくりしたジョグで使うと言うよりは少しペースを上げたテンポ走やLT走をしている時の方が気持ちよく走れました。
TK
LIGHT STRIKEが加わったことでソールが少し硬めになった印象があるので、長時間実施してダメージが少ないことが望まれるジョグではよりクッションのあるズームフライやグライドライドを選択した方が、ポイント練習への影響を抑えれるかと思います。
【ズームフライ3 レビュー】ズームフライフライニットとは全くの別シューズ!? 進化した点と弱点。一般向けと言うより「脚がある程度できている人のトレーニングシューズ」?
アディゼロジャパンブースト3を履いた感覚としては、『誰にでもおすすめできる、コスパの良いシューズ』と言う印象でした。
一方でこちらは、少しクッションが落ちたこと・反発をきちんと意識して走れる(走らなければならない…笑)ことで、ある程度脚が出来ていて、硬めのソールでも問題なく走れるランナー向けになったかなと感じています。
もう少しクッションがあった方が安心という人は、安くなっているジャパンブースト3を購入したり、ナイキで揃えたいならペガサス36などを導入する方がおすすめです。
アディゼロジャパンブースト5(Adizero japan boost 5)のサイズ感
私は3と同じく27cmで購入しましたが…ある程度走った感想としては、大きめなので26.5cmでも良かったかなと感じています。
ズームフライ3を26.5cmで履いている人なら、同じく26.5cmで問題ないかと思います。
27.0cm
アディゼロ タクミ sen、アディゼロ ジャパンブースト3、ペガサス35
26.5cm
ターサージャパン、ターサージール5、クラウドフロー、ズームフライ(厚め靴下)、ズームフライsp Fast(薄め靴下、少しキツめ)、ペガサス ターボ、ペガサス ターボ2、ズームフライ 3、ヴェイパーフライNEXT%、アディゼロ ジャパンブースト5
26.0cm
クラウドフラッシュ(ショートレース用に裸足前提)
まとめ【アディゼロジャパンブースト5(Adizero japan boost 5)の評価】
最近は厚底シューズに注目が集まっていますが、ヴェイパーフライやズームフライ3は「走りが多少雑でもそこそこ速く走れてしまう」ので、トレーニングではぜひ地面からの反発をきちんと得られるよう練習していきたいところです。
履き分けの例
- レースはタイムを狙うヴェイパーフライNEXT%
- ロングジョグではダメージを残さず長く走りたいので、ズームフライ3やグライドライド
- LT走は接地と反発も意識して丁寧に、アディゼロジャパンブースト
- インターバルやレペティションに、アディゼロ takumi sen
シューズの履き分けは、疲労する箇所が微妙に変わるため、故障防止の観点からも役に立つと言われています。
ジャパンブースト3は誰にでもおすすめできる靴だったのに対し、5はクッションが弱くなったのである程度脚が出来た人のトレーニングシューズかなという印象です。
それぞれのレベルに合わせて、
- 万人向けのジャパンブースト3(型落ちで安いですし)
- ナイキで揃えたいのでペガサス36
- よりダイレクトなジャパンブースト5
など、選んでいきたいですね!
コメントを残す