【ズームフライのレビュー】マラソン・トライアスロンの練習用におすすめシューズ!~スピード、耐久性、サイズ感比較~

ズームフライ

こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!

各種マラソン大会などで表彰台を席巻し、話題となったヴェイパーフライ4%。
その耐久性向上と、プレートがカーボンナイロンに変更された廉価版がズームフライです。
ヴェイパーフライはあまりに入手困難です(海外では買い易くなってきたらしいですが…)。
一方、ズームフライに関しては楽天やアマゾンでも入手しやすくなり、値引きやポイントボーナスもみられ、他の靴との価格差も小さくなってきました。

そんなズームフライ、スピードのノリやクッション性はどうなのか?耐久性はどうか?トライアスロンではどうなのか?

600kmほど色々なペースで走ってみましたが、私が持っている中では最高のクッション性を持ち、ジョグからインターバルまでこなせる万能シューズです。
すでに3足目も買ってしまいました。笑

でもトライアスロンで使うには少し注意点もあるかな?といった感じです。

ナイキ ズームフライ

  

アシックスやアディダスよりは少し細いです。
私は若干幅がある足なので、普通の靴下は行けても5本指ソックスはキツいです。
踵周りがしっかりしているので、私は少し厚手の靴下でないと足首の後ろが擦れてしまいました。

ズームフライの外観

ズームフライのサイドビュー

ご存知の通り、結構な厚底です。
重量としては28cmで238g程度、25.5cmで218g程度とのこと。
従来のレースシューズといえば薄底、adizero takumi senやソーティシリーズなどの150gと比べると、やはり重量はあります。

ズームフライのサイド

ズームフライのソール

アウトソールはこんな感じです。
黒い部分は補強されていて、白い部分は軽量化のためだと思います。
薄底シューズは凸凸した感じのものが多いですが、これでも意外なほど滑りません。
濡れた路面でもいけます。
(濡れた落ち葉は流石に無理ですがw)

ズームフライのソール

600kmほど走った後のズームフライ

踵周りも破れておらず、かなり丈夫な印象です。

ズームフライの外観古

ミッドソールはナイキの独自素材「ルナロン」。
結構シワがよっています。
ちなみにこのシワは600kmも走ったからではなく、少し走ったらこの状態になります。
この現象はアディダスやアシックスではあまり見られませんね…それだけ柔らかい素材でクッション性を確保しているとも取れます。
ですが、この状態でも私の持っているターサージャパン、アディゼロ ジャパンブーストの新しいものと比べてもクッション性は勝っています。
むしろ反発が弱くなった分、クッション性が上がっているような感覚もあります。

ズームフライのサイド古

私はミドルフットに近めの踵着地、離地は母子球あたりの早めなタイプでけるよりも押すイメージです。
踵周りは少しすり減っていますが、フロント側はあまりすり減ってないのでまだまだ使えそうです。

ズームフライのソール古

ズームフライの走り方はフォアフット専用なのか?

巷では「ズームフライはフォアフットでなければ走れない」という噂も聞きます。

でもそんなことはないと感じています。
(というか私自身がフラット着地よりのかかと着地です)

それでも十分なクッション性・反発力があります。

ズームフライの走り方の注意点

今までの靴以上に、

  1. 重心の下で着地する(前で着地しない)
  2. 体を前に傾けて重心を前方に持っていく

と言うことが重要な靴です。

その理由としては、従来の靴が「まっすぐなプレートを曲げて、それが戻ろうとすることによって反発力を得る」のに対し、ズームフライは「スプーンのように曲がっているプレートが、乗り込んだ時にまっすぐになり、それが戻ろうとすることによって反発力を得る」ことに由来していると考えられます。

従来の靴は曲げるまで反発しないので、自然に蹴る位置=体の後方になります。
一方でズームフライは、乗り込んだ後に反発が来てしまうので、乗り込んだ位置と体の重心の位置が適正でないと反発が活かせないことになります。

なので、1.重心の下で着地する(前で着地しない) 2.体を前に傾けて重心を前方に持っていく の2点に気をつけましょう!
(ちなみに猫背になるのではなく、骨盤・ヘソのあたりから前に持っていくイメージです。)

各スピードで走ってみた感想

6分/km程度のアクティブリカバリー

クッション性があるのは嬉しいのですが、少々重さは感じます。
まぁアクティブリカバリーで重さがあっても気にしないのですが…
ただし、『アクティブリカバリー=前日のメイン練習で使っている』可能性が高いため、別の靴を使うことも多いです。

4分半~5分/km程度のジョグ

このくらいで走ると不思議と重さの感覚が消えてきます。
※ジョグシューズがレースシューズより重めでそれに慣れているから、という可能性はあります。
アディゼロ ジャパンブーストと比べても、同じ主観強度でキロ5~10秒程度速い感覚もあります。

3分45秒~4分/kmのハーフからマラソンペース

個人的には一番快適なのはこのゾーンです。
いつもよりリラックスしてスピードに乗れます。マラソンペースがジョグの延長に感じるくらいに。
クッション性もあるため、ハーフマラソンやマラソンのレースでも使ってみたいと思える靴です。

3分20秒~3分30秒/kmのインターバル

ここまで厚底だとインターバルはきついのでは・・・?
と思いましたが、意外なほど走れます。
薄底シューズで走ったときと同じ設定で走れてしまいます。

しかも翌日の脚のダメージが明らかに少ない
本当に万能シューズです。

ズームフライは登りが苦手で下りに強い?

レビューの中にはこのような評価を見かけます。
靴の重さに由来するのかとは思いますが・・・個人的には特に登りで弱いということは感じませんでした。

クッション性があるため下りでは脚のダメージが減って良いと思います!

ズームフライのクッション性について

今まで履いたクッション多めの靴であるスカイセンサーグライド、ターサージャパン、フリークスジャパン、アディゼロ ジャパンブースト、クラウドフローなどと比べても明らかにフワフワです。

それでいて、インターバルまで走れる

上にも書きましたが、600km走った後でもまだクッション性が他の靴よりも勝っています。
このまま行けばとりあえず1000kmは普通に走れそうですね!

ズームフライのトライアスロンにおける使用について

トライアスロンのラン

個人的には、現状では『使用しない』と考えています。

水を吸いすぎる

暑いときに実施するトライアスロンでは、ランで大量の水をかけることになります。
その時、厚手のこの靴ではかなり水を吸い込み、重くなってしまいます。

そのため、トライアスロンでは少しデメリットが大きいかなと思っています。

ズームフライは踵周りが固めで靴下を選ぶ

最初にかいたとおり、耐久性はいいのですがその分踵周りが固く、少し厚手で足首まである靴下を履かなければ擦れてしまいます。

靴下を履かないショートだけでなく、靴下を履くミドル~ロングでも、少し長め・厚め(=硬め)の靴下では『履くのに時間がかかる』『水を吸う量が多く重くなる』というデメリットがあります。
ロングではバイクで疲労しているので、硬めの靴下を力を入れて履こうとすると攣りそうになります…w

もちろん、足の皮が強くすれない人、トランジションは時間がかかってもちゃんと靴下を履いていくという人の場合は問題ありません。

ズームフライの価格について

定価は16000円ほどです。
以前はネットでも売り切れ多発していたのですが、最近はアマゾンでも楽天でも在庫が潤沢になってきました。
アマゾンではサイズやカラーによっては11,000円ほどからあるようです。

ズームフライのサイズ感について

サイズ

私は26.5cmに厚めの靴下でジャストサイズでした。

参考までに、他の靴はこんな感じです。

27.0cm

アディゼロ タクミ sen、アディゼロ ジャパンブースト

26.5cm

ターサージャパン、ターサージール5、クラウドフロー

26.0cm

クラウドフラッシュ(ショートレース用に裸足前提)

まとめ【ズームフライの評価】

高いクッション性を持ちながらスピードの出しやすさも持ち、クッションの耐久性・アウトソールの耐久性、アッパーや踵周りの耐久性もあるので、個人的には練習用としてベストシューズです。
現在は一番多く履いているシューズです。

一方で、私の場合靴下の種類に制約が付き、濡れたときの重量増からレースには少し厳しいかなと感じています。
もちろん、ロングレースで『多少重くなっても走りやすさとクッション性がほしい』とい場合には十分選択肢に入ります。

ランニングシューズはアシックスやアディダスで使い続ける人も多いと思います。
でもそんな人にも一度は履いて走ってもらいたいと思えるおすすめのシューズです!

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